11月11日(土)、学び舎めぶきで恒例の実験教室を開催しました。
今回のテーマは、『軽い、重いって何?密度って何?』
講師は、信州大学工学部の教授、中山昇先生。 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の支援を受けてロケット開発をされており、諏訪小型ロケットプロジェクトの責任者で、諏訪湖でロケットの打ち上げをしていらっしゃいます。開発現場の様子などもお聞きでき、大人も一緒にわくわくできる時間になりました。
今回参加してくれた子たちは小学3年生と4年生。
「密度」はまだ学校で習っていませんが、実際に自分で重さを感じながら、どういうものかを”感じて”いきました。
中山先生のお話の中で、
「実験をする上で大切なのは、
まずは想像すること・予想すること。
そしてやってみる。
予想通りであればそれでOK。予想と違ったらなぜ違ったのかを考えること
がとにかく大事」
「教科書を見てすぐに正解を知るよりも、まずは考える、やってみる、そしてまた考える。」
というお話がありました。
そして「間違えていいんだよ」と繰り返し言われていました。
どうしても正解を出すことに意識が向きがちな教育の中、こうして安心して間違えることができる環境は本当に大事だなと感じました。
今回は、5つの素材で実験!
鉄・アルミニウム・銅・木・炭素繊維強化プラスチック
同じ大きさで、どれが一番重いと思う?軽いと思う?
予想と違っていた時ほど、驚きと感動が生まれる、を大人も一緒にみんなで体感しました。
そして、ペットボトルのフタから作ったという再生燃料も見せていただきました。
なんとこれでロケットが飛ぶのです。
ロケット開発に関わっているたくさんの人たちのお話もお聞きしました。
「一人でも欠けていたら、ロケットは飛ばない」
という言葉がとても胸に残りました。
そして、夢に向かって真剣に取り組んでいる大人の姿は本当にかっこいい。
子どもたちに色々と言う前に、まずは大人が挑戦していきたいですね!
最後に、中山先生からのメッセージ
・未知のモノを実施するのは理解してもらえないかもしれません。 ・私達も警察や消防にたくさん協力して頂きました。 ・迷惑をかけるのは当たり前です。 ・どうして、それをやりたいのかしっかり説明すると良いと思います。 ・先生やご両親も、「そんなことできない」って言わないようにしてください。 |
今回もあっという間の時間でした。
中山先生、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
次回実験教室もお楽しみに!!
by 学び舎めぶき 永井
学び舎めぶきの実験教室は、科楽キッズながの様にご協力いただき、開催しています。
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